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無償減資(むしょうげんし)

【用語解説】

会社の純財産を減らさずに会社の資本金額を下げることをいい、名目的減資ともいいます。
欠損金を抱える会社が欠損填補を目的として減資することで、将来の利益配当を可能にすることができます。

また、株価を維持したり、新株発行による増資を容易にすることで財務内容の悪化した会社を立ち直らせるといった目的で利用されます。

税理士のワンポイントアドバイス

現行の会社法では、欠損填補のための減資は定時株主総会の普通決議で可能となりました。
無償減資を行い、資本金が1億円以下となった場合には、外形標準課税の適用がなくなり、また、中小法人に対する税務上の特例が受けられることとなります。しかしながら、均等割の金額は変わらないので留意が必要です。

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