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取得原価主義会計(しゅとくげんかしゅぎかいけい)

【用語解説】

取得原価をベースにして資産の帳簿価格を決定しそれに基づいて損益計算を行う会計の考え方を取得原価主義会計といいます。
取得原価主義会計を採用するためには貨幣が安定している必要があります。急激なインフレでは、正しい損益計算が行えないからです。

取得原価主義が採用されるときはこんなときです。
①容易に検証できる。
②処分可能額から未実現の利益を排除することができる。

税理士のワンポイントアドバイス

日本の会計制度は取得原価主義会計が採用されています。しかしながら、部分的に時価主義会計が採用されるようになってきました。これは、時価変動リスクが大きくなっているためです。
国際的な流れとしては、時価主義会計が主流となっているため、今後、日本の会計制度も時価主義会計が採用される可能性が高くなると思われます。

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