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自己創設のれん（じこそうせつのれん）

【用語解説】

ある企業が市場においてほかの企業に比べ優位性があれば、その企業は超過収益力をもつといえます。この超過収益力はこれをもつ企業が培い作り上げてきたものです。

このような超過収益力を、これをもつ企業にとって「自己創設のれん」といいます。会計上では、これを評価し自己の財務諸表に計上することは認められません。

税理士のワンポイントアドバイス

これら超過収益力をもたらす原因は、顧客からの信用力、立地条件、優れた技術力、伝統・名声、取引条件等さまざまであるが、それらを総じて自己創設のれんという。自己創設のれんが、会計上自己の財務諸表に資産計上することを認められていない理由としては、これらは財産の性質上、客観的に貨幣価値にて評価することが困難であるという点があげられる。

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