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会社法の配当可能利益を超えて配当をすることです。
通常の場合、粉飾決算と違法配当が同時に行われます。
広義では法で定められた分配可能額の規定に違反して行われた配当全てを指し、狭義では蛸配当(配当利益額の限度を超過する利益配当)のみを意味する。
株式会社が配当しうる利益がないのにも関わらず、決算時の利益操作により利益を捻出し、配当を行うことから、粉飾決算とセットでなされるのである。
もちろんこれら配当は無効であるから、会社債権者等は返還請求をすることが可能である。また取締役等はこれとは別に違反配当額を弁済しなければならない。加えて、取締役並びに監査役に対しては、刑罰による制裁がなされることもある。
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