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連結貸借対照表とは、ある企業集団の財政状態を表すものです。
親会社の貸借対照表を元にして、子会社の資産や負債の評価、
それにグループ内の投資や資本および、債券と債務の消去を行います。
「連結財務諸表原則」によると、連結貸借対照表とは、親子会社の個別貸借対照表基礎とし、子会社の資産・負債に時価評価等の必要な調整を行った上で、連結会社の資産・負債・純資産の金額を合算するとともに、連結会社間の投資と資産の相殺消去、債権債務の相殺消去を行って作成されるものとされる。
相殺消去を行うに当たって、親会社の子会社株式勘定は投資額、つまり取得価額(時価)となっており、それに対する子会社の純資産額は取得原価に基づくものとなっており、このまま相殺消去を行うと、時価と原価を相殺することになり適切でない。そのため、子会社の資産・負債計上額と時価との間に重要な差異がある場合には、相殺消去する前に子会社資産・負債を時価で評価し直さなければならないとされる。これら差額は評価差額として子会社の純資産の部へ表示され、子会社の資本金や剰余金とともに相殺消去される。
相殺消去を行った場合に、両者の金額が一致せず、消去差額が生じる場合があるが、その差額は連結調整勘定として資産計上される。
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