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年末調整(ねんまつちょうせい)

【用語解説】

年末調整とは、給与所得者の給料から年間給与の見込額をもとに計算される源泉徴収で支払った所得税の金額と実際の年税額とズレを調整して精算することです。

税理士のワンポイントアドバイス

会社など給与の支払者は、役員又は使用人に対して給与を支払う際に所得税の源泉徴収を行っています。しかし、その年1年間に給与から源泉徴収をした所得税の合計額は、必ずしもその人が1年間に納めるべき税額とはなりません。このため、1年間に源泉徴収をした所得税の合計額と1年間に納めるべき所得税額を一致させる必要があります。
一般のサラリーマンや公務員は年末調整をすることによって、その年の所得税の税額が確定することから、確定申告をする必要はありません。
しかし、次のような場合は確定申告が必要になります。


  1. (1)給与の年収が2,000万円を超えた場合

  2. (2)高額な医療費を支払った場合(医療費控除が必要な場合)

  3. (3)20万円を超える副収入がある場合

  4. (4)2ヶ所以上の事業所などから給与・賃金を受けている場合、など


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