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連結損益計算書(れんけつそんえきけいさんしょ)

【用語解説】

連結損益計算書とは、ある企業集団の経営成績を表すものです。
親会社の損益計算書を元にして、グループ内の取引高などを相殺処理を行い、作成します。

税理士のワンポイントアドバイス

「連結財務諸表原則」によると、連結財務諸表とは、親会社と子会社の個別財務諸表を基礎とし、収益費用の金額を合算し、連結会社間の相互取引高の相殺消去、及び未実現利益の消去を行うことにより、企業集団としての当期純利益を算定表示するものとされる。

 

連結会社間で行われた取引は、連結会計で考えると、企業集団内部にて行われた内部取引にすぎないので、連結決算上で消去される。例えば、売上高と売上原価、金銭貸借等による受取利息と支払利息などがそうである。

連結会社間での資産の売買等を行った場合に生じる未実現利益に関して、これについても実態は企業集団内部での資産の振り替えに過ぎないため、連結決算においてその全額を消去しなければならない。

このような内部取引額の相殺、消去等の連結手続きを行うことにより、企業集団全体の総損益を表す連結損益計算書が作成される。

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